閉じる
  1. 猪苗代城の妖怪・亀姫
閉じる

歴史ネタ帖

ナマハゲ  

ナマハゲ

 民間伝承の中の鬼にナマハゲがいる。

それは人間を威し、悪事を抑止する存在ともいえる。

地獄で使役される獄卒もこれとにたところがある。

獄卒がかくも恐ろしいのは、そうすることで、現世での悪事をさせないためということがあったのだろう。

獄卒もナマハゲも最初から異形の妖怪。妖怪だが悪い存在ではない。

かえって人間が悪いことをするとこうした鬼に苛まれるわけで、悪事を働く人間が鬼になることはなかったようだ。

人間が社会生活を送るための必要性から生まれてきた鬼というのも考慮しなくてはならないだろう。

『妖怪学の基礎知識』より

関連記事

  1. 妖怪と娯楽・大衆文化

  2. 血色の海 ~『続日本紀』に現れる怪異~

  3. 妖怪 ~民俗学の視点~

  4. 虫の説話  ~皿屋敷のお菊さんは、お菊虫になった~

  5. 狸の説話 ~犬に化けの皮剥がされた狸~

  6. 悪の報い ~鬼・天狗・妖怪~

おすすめ記事

  1. 猪苗代城の妖怪・亀姫

猫は、真実を見ている。 はじめまして、黒坂メイ(ペンネーム)てす。「分かりやすい・簡単・安心して使える歴史ネタ」を提供し、「そうなんだなぁ」と歴史を身近に感じて頂けるホームページを目指しています。 宜しく、お願いいたします。

ページ上部へ戻る