会津領主の変遷と猪苗代城代
会津領主の変遷と猪苗代城代
猪苗代城の亀姫の話は、寛永19年です。
この時の史実上の会津藩の領主と猪苗代城代について纏めてみました。
会津藩時代の領域は、時代により違います。
藩主は、加藤明成、猪苗代城代は、寛永15年から同20年5月までの5年間は、始め番頭30日交代で、後半は年交代であったようです。
寛永19年から翌年にかけて会津藩域では飢饉が起きて、農民2,000人が土地を捨てて他藩に逃げる騒動が起きています。
また、寛永16年に起こった会津騒動が原因で加藤氏は、寛永20年5月、明成は幕府に会津40万石を返上しています。
こんな凄いことが起こった年、寛永19年、生まれべくして生まれた亀姫のお話、いや亀姫なんです。
会津領主の変遷
蒲生氏郷 1590(天正18)~1595(文禄 4)
蒲生秀行 1595(文禄 4)~1598(慶長 3)
上杉景勝 1598(慶長 3)~1601(慶長 6)
蒲生秀行 1601(慶長 6)~1612(慶長17)
蒲生忠郷 1612(慶長17)~1627(寛永 4)
加藤嘉明 1627(寛永 4)~1631(寛永 8)
加藤明成 1631(寛永 8)~1643(寛永20)
保科正之 1643(寛永20)~
猪苗代城代(会津藩時代以前の猪苗代城代)
蒲生時代(前期)
天正18年8月~慶長3年3月
年数 8年 28,000石 町野左近
上杉時代
慶長3年3月~同6年9月
年数 3年 8,000石 今井源左衛門
蒲生氏時代(後期)
慶長6年9月~同13年
年数 8年 8,000石 関 十兵衛
慶長13年~元和8年
年数13年 10,000石 岡 越後
元和8年~寛永4年1月
年数 5年 8,000石 岡 左衛門佐
加藤氏時代
寛永4年1月~同15年
年数11年 10,000石 堀部主膳
寛永15年~同20年5月
年数5年 始め番頭30日交代、
後半年交代在番
寛永20年5月~同年6月
年数1月 丹羽左京太夫光重(二本松)
番頭 江口三郎右衛門、丹羽助兵衛
寛永20年6月~同年8月
年数2月 堀口出雲守宣直(新発田)
番頭 溝口四郎兵衛
参考図書 『会津市史』など
猪苗代城の妖怪・亀姫