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歴史ネタ帖

古文書教室 №2

古文書教室 №2

ここでは、近世の地方(ぢかた)文書を解説していきます。

地方史研究の中心になるものは各地に残っている様々な史料ですが、なかでも圧倒的に数量が多いのが近世・近代の史料です。

一般的に近世の史料は、地方(ぢかた)文書とよばれています。このような史料はその地域に密着した文化的な遺産のひとつですが、まだまだこれらが充分に発掘・調査されているとはいえません。蔵のなかに昔の古い文書があるが、文字がよめないのでそのままになっているという場合が多いようです。このままではせっかくの貴重な史料を生かすことができないばかりか、史料そのものが失われてしまう可能性も出てきます。

 家の中に保存されている史料は、そのまま家代々の歴史、その時代に生きた人々の社会等を知ることができるのです。もし、ご自宅に古い史料がある場合は、そのまま、近くの資料館や博物館に行き、専門家の意見を聞いてください。

 古文書は、年数を経ていますので、取り扱いには充分な注意が必要です。まず、丁寧に扱い、͡紙縒り(今の綴り紐)が切れてしまったり、虫食いの部分の破れが拡大する、また糊付けの部分がはがれてしまいバラバラになる等のことが起きる可能性があります。

 地方文書には、村明細帳・年貢割符状・触等、領主・村役人などが発する公文書や、借用証などの個人間の証文、消息をつたえる書状などのように、目的に応じた文書が多くあります。

 公的な文書類は、書式がありますので、内容を解読する際に、よく出てる用語・熟語・略字・異体字(現在使われている漢字

=標準字体=と違う字体)など覚えておくと、古文書を読む参考になります。

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猫は、真実を見ている。 はじめまして、黒坂メイ(ペンネーム)てす。「分かりやすい・簡単・安心して使える歴史ネタ」を提供し、「そうなんだなぁ」と歴史を身近に感じて頂けるホームページを目指しています。 宜しく、お願いいたします。

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